支援センターについて概要や運営方針など

支援センターについて概要や運営方針など

一宮地域の市民活動とその支援の現状

一宮地域の市民活動は近年、一定の広がりを見せてきました。時代の変化そのもののほか、1%支援制度ほかの行政による諸策や、平成16年より運営された一宮市市民活動支援センターが、市民活動の推進、意識啓発と活性化に寄与してきました。

さらに平成24年11月より27年3月までは、いわば第2次の一宮市市民活動支援センターを「サポートいちのみや」(*)が受託運営してきました。一宮駅隣接のi-ビル3階という立地や充実した設備内容に加え、相談事業や講座等の支援業務を濃厚に実施し、地域の市民活動の拡大を図ってきました。またその事業は全国的にも高い評価を得ているようです。

続く平成27年4月より令和2年3月までは、いわば第3次の支援センターをNPO法人志民連いちのみやが運営しました。第2次支援センターの運営形態をほぼ踏襲し、一宮の市民活動団体の横断的団体「138NPO」に支えられつつ運営しました。この間、市民活動団体の世代的広がり、とりわけ若い母親世代の活動が広がりました。

しかし他地域と比較すると、当地域の市民活動の奥行きと厚み、幅や展開にはまだまだ遅れがあります。とりわけ行政と市民との「協働」や、企業と市民活動団体の「連携」は著しく遅れており、令和2年4月に始まる、いわば第4次の支援センターに、さらに大きな役割と責務が存在しています。

(*)サポートいちのみや
NPO法人地域福祉サポートちたと、NPO法人志民連いちのみやの共同事業体。様々な講座や事業を実施するほか、一宮市市民活動支援センターを平成24年11月1日より、平成27年3月31日まで運営した。

 

一宮市市民活動支援センター運営の中心的課題

第2次の一宮市市民活動支援センターでは、その活動の中心的課題を、「1.適切な施設運営」「2.高度で幅広い相談」「3.多様な支援展開」と把え、その課題に対して積極的に活動しました。

第3次の一宮市市民活動支援センターの中心的課題は「1.適切な施設運営」をそのままとし、従前の2と3をまとめて「2.高度で多様な支援事業」としました。これに「3.地域と時代に密着した展開」を加えて活動しました。

第4次の一宮市市民活動支援センターでは、「1.適切な施設運営」「2.高度で多様な支援事業」の継続に加えて、「3.コラボレーション(協働と連携)」を中心的課題として活動します。

 

センターの運営方針(ミッション)


第2次・第3次の一宮市市民活動支援センターの運営方針(ミッション)は、民間のノウハウや人材等の活用を基礎として
1. 高度で幅広い専門力を我が一宮の力とし、
2. 行政とのあるべき協働を図り、
3. 地域と時代に密着し続け、
4. 広がりと深み、実効性ある団体育成や普及啓発と、
5. 堅実・継続的な支援センター運営で、多様な市民ニーズに迅速な対応を図る仕組みとし、
6. 地域内にも専門性ある相談能力を高めることを運営方針としていました。

第4次の一宮市市民活動支援センターでは2.を「行政とのあるべき協働や企業との連携を図り」として、市民活動の流れや地域での状況変化に即応しながら3年の実効性ある受託運営をおこないます。

センターの活動方針(アクション)

上記の運営方針より、一宮市市民活動支援センターの活動方針は、
1. 県下の先進的な中間支援NPOより多様な専門能力ある相談員の派遣を受け、また各種専門家を相談員とし、
2. 一宮市の担当セクションと綿密な報告・連絡・相談を基礎に協働し、また企業や団体の社会貢献活動、CSR活動と連携を図り
3. 地域に密着する中間支援NPOである当事業運営者(NPO法人志民連いちのみや)のスタッフ等が事務員として常駐するとともに、地域に精通した相談員が地域でのコーディネート等を実施し、さらに様々な意見聴取により時代に合った支援事業をおこなって3年間の地域変化に機動的に対応し、
4. 行政や多様な関係者意見を集約し、活動へ反映させ、
5. 事務処理能力とイベントや啓発事業運営に強い運営者が高次にして様々なセクターとともにオール一宮で協働して安定的・定常的な支援センター運営を図ることとしました。
この過程は同時に
6. センター事業の運営を通じた専門性ある人材育成をも含んでいます。

一宮市市民活動支援センター運営のスキーム

平成27年3月までの第2次一宮市市民活動支援センターは、県下有数の中間支援団体である「NPO法人地域福祉サポートちた」と一宮に密着して活動をしてきた「NPO法人志民連いちのみや」との共同事業体「サポートいちのみや」が運営しました。この二者が合同することにより、一宮のウチとソトの諸力を結集する形で一宮の市民活動支援をおこないました。同時にその当初より、一宮地域内部での自主的運営を育み、ネットワークを組み立てることを経て、平成27年3月をもって「サポートいちのみや」による運営を一旦終えるプランとなっていました。

平成27年4月からの第3次一宮市市民活動支援センターでは、「地域福祉サポートちた」が直接の運営主体から一歩下がって外部からの支援協力という形を取りつつ、「138NPO」が支援センターの運営に参加することとなりました。「138NPO」は、一宮地域の市民活動団体が、ゆるやかに連携している団体です。一宮市の「市民が選ぶ市民活動支援制度」の開始に合わせ、支援を受ける市民活動団体自身の側でも、この制度を応援し広報し、また自分たち自身も公的支援を受けるに相応しい団体として成長する育ちあいができるよう、平成20年10月に誕生し、活動してきました。「138NPO」が運営に加わることにより、地域の多様な団体のニーズや時代に応じた支援の方向性がダイレクトに運営に反映され、また支援センターの企画立案や諸業務など事業全般の運営への多様な人的資源の参加が可能となりました。「志民連いちのみや」が従来通りの堅実な運営をし、「地域福祉サポートちた」が積極支援を継続しつつ、「138NPO」から市民活動のニーズや意見また人的資源を直接に運営に反映し、より地域に密着した運営主体ながら、従前の運営主体の経験に基づくノウハウとスキル、さらに地域外からの諸応援が得られる組織だてとしました。

令和2年4月からの第4次の一宮市市民活動支援センターでは、基本的に第3次の受託・運営構造を引き継ぎつつ、より地域に密着し、今までの運営主体の経験に基づくノウハウとスキル、さらに地域外からの諸応援が得られる組織だてとします。これに加えて様々な形で行政との協働の推進をはかり、企業や団体のCSR活動・社会貢献活動と連携を図る構造とします。

インターン募集しています


一宮市市民活動支援センターの諸業務を手伝い、行政の市民活動支援事業を学び、色々な方と出会える機会です。老若男女、学生からシニアまでどなたも可能ですので、お気軽にご連絡ください。


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