一宮商業高等高校での防災講話【あいち防災リーダー会いちのみや支部】

2025年度訪問事業訪問No.311-03
訪問先:あいち防災リーダー会いちのみや支部(一宮商業高校)
日時:2025年5月14日(水)(訪問スタッフ:安田)

 2025年5月14日(金)、愛知県立一宮商業高等学校(一宮商業高校)で、あいち防災リーダー会いちのみや支部代表の河村さんが「自助なくして共助はない~助けられる側から助ける側へ~」と題して防災講話を行いました。

●あいち防災リーダー会とは?
 愛知県防災局が開催する「あいち防災カレッジ」などを修了した、地域防災活動を推進するボランティア団体です。修了者は「あいち防災リーダー」として、地域の防災力向上に貢献しています。
 いちのみや支部では、地域の防災意識の普及、防災知識と技術向上を目的に、愛知県・一宮市・社会福祉協議会が実施する防災啓発等に協力するほか、地域自主防災組織の防災活動支援、学校防災支援活動、家具固定化の取付支援作業を行っています。そのほか講演会や研修会も開催し、会員相互のネットワークを図っています。
 河村さんは、あいち防災リーダー会副会長・事務局長、西尾張ブロック代表、いちのみや支部代表を兼務されています。

●河村さんにインタビュー
1)いちのみや支部が一宮商業高校で防災講座を行った経緯について、おしえてください。
 令和 6 年度に開催された「高校生防災セミナー」がきっかけです。このセミナーは名古屋大学と愛知県防災安全局が連携し、高校生防災教育推進事業として行われています。大学教授や愛知県職員による講座や講話のほか、ボランティア活動団体も参加しています。
 1日目の7月24日(水)は、名古屋大学豊田講堂にて51校の皆さんと一緒にAPLA会員も講座を受け、2日目の12月25日(水)、26日(木)、27日(金)は、各地域毎に分かれ、あいち防災リーダー会も防災講話を行いました。私は、海部ブロック担当として、12月25日(水)、海部総合庁舎(津島市)にて、6校を対象に防災講話を行いました。
 一宮商業高等学校はその 1 校でした。その際、講話を聞かれた先生から「近々行う避難訓練のあとで防災講話を行ってほしい、誰か紹介してもらえないか」と話がありました。一宮市内ですし、ご近所の高校だったので「あいち防災リーダー会いちのみや支部」で依頼をお受けすることにしました。

2)講座後の感想を聞かせてください。
 年齢差50歳の若い皆さん大勢に、お話しできる機会を戴き、光栄でした。
 「南海トラフ地震」について知識を得てそれに備えてもらう、「自分の身は自分で守る」、そして「南海トラフ地震」に立ち向かうのは、我々のようなロートルではなく、きっと若い皆さん達だと思います。
 「在宅避難」について、帰宅後、家族で話し合って頂くことで、生徒の皆さんとその家族の皆さんが、来るべき震災に備え、無事に過ごせるよう祈念しています。


●訪問して(スタッフ:安田)
 7限目授業で地震を想定した避難訓練が行われ、約600名の生徒さんは速やかに体育館へ移動。安全に避難できたことを確認したのちの15時30分から講話が始まりました。壇上に写されたPowerPointと配布された資料と照らし合わせながら、河村さんの話に静かに耳を傾けていました。講話の中盤では、100円均一で販売されている防犯ブザーの紹介ではスイッチを放った瞬間、思いのほか大きな音が鳴ってビックリして笑いが起きたり、「濃尾地震を知っている人?」などの質問では元気よく挙手する姿も見られたり、あっという間の30分でした。最後に生徒代表の生徒さんから河村さんへお礼の挨拶があり、みなさんの大きな拍手で終了しました。
 終了後は、先生方と持参した非常食や今後の防災教育について談笑され、いかに生徒のみなさんの学びにつなげられるかと、とても熱いトークが展開されました。
 今回の訪問はセンタースタッフとして、そしてあいち防災リーダー会会員として参加させていただくことで、様々なご縁につながることを実感。校舎を出るときに、生徒さんから「さようなら」と元気に声をかけてもらい、準備からの1時間の緊張感が和らぎました。学生さんとの交流は元気をもらいます!

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