みんなで耕す畑の会を訪問しました

2025年度訪問事業訪問No.323-15
訪問先:みんなで耕す畑の会
日時:2025年11月16日(日)(訪問スタッフ:川井)

●みんなで耕す畑の会とは
 高齢化により維持することが難しくなった畑を管理しています。若い人たちに畑を耕す機会と楽しさ大切さを指導し、血のつながりがなくても維持管理できない農地を管理していく体制をつくります。
(団体の情報サイトはこちらから▼)
https://www.138npo.org/info/group/kihon.php?group_id=640
こちらは一宮市市民活動サポート補助対象事業です。

 みんなで耕す畑の会では、年間スケジュールを立てて活動をしています。月に一度講師を招いて土づくりや種の植え方、収穫などのレクチャーを受けています。それ以外の日は自分たちのペースでメンバー各々の畝を管理して、野菜作りを楽しんでいます。
 団体が管理している畑は現在2つ。この日は1つ目の畑を訪問。こちらの畑は20年間使われておらず、土づくりからスタートして今年で2年目。訪問した日は6月に植えたサツマイモの収穫と、玉ねぎ、豆の植え付けでした。とても2年前から始めたとは思えないほど立派な芋が収穫できました。


収穫できた芋はかじられた跡もなく色鮮やかな出来上がりでした。



自然農法栽培の畑では、自生した草木なども使います。

●代表の中村さんにお話しをうかがいました。
 自分が住んでいる地域には手をつけられていない畑がよくあります。地主さんの高齢化にともない管理できず、かといって自分の代で手放すこともできない、畑を売りたくないという声を耳にします。そんな人たちに寄り添い、自分は畑のことは分からないので周りの人たちに協力してもらいながら畑を再生する手助けをしています。
 野菜を育てることで命の大切さへの学びや、地主さんと若者の接点が生まれコミュニケーションが取れることで更に住みやすい町になっていくことを期待しています。

●訪問して(スタッフ川井)
 最近の物価高で節約のために家庭菜園を始める人が増えてきていませんか。でも野菜をつくる場所がないしなぁと思っている人も多くないですか。お出かけしていると雑草が生い茂った荒れた土地を見かけます。ここをきれいにして野菜づくりができたらいいですよね。みんなで耕す畑の会の活動は管理できずに困っている人と畑をやりたいが土地がなくてできない人を繋ぐことで双方の想いが叶う今とても重要な活動を行っている団体です。そしてそこに集う人たちが増えることで地域の人たちがつながり、ゆくゆくはまち全体が豊かになるのではと思っています。物も心もさらに豊かな一宮市になるよう、これからも団体の活動を応援していきたいです。

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