2025年度訪問事業訪問No.311-04
訪問先：Skyチャレンジャー’s(神山小学校)
日時：2025年5月25日(日)（訪問スタッフ：安田）

●Skyチャレンジャー’sとは？
　学びだけでなく子供たちが自分軸で動けるよう、また夢は願えば叶うという経験やワクワクした楽しみを感じてもらえるよう、ロケットを飛ばすイベントを企画しています。
　主に小学校高学年～中学生の子供たちを対象に、ロケット体験についての講話やロケット制作体験、打上げ体験などを行っています。

　代表の吉田さんは植松電機全国ロケット教室UEパートナー（※1）です。ロケット教室開催、イベントに至るレクチャーや物品購入などロケットマイスター資格を取得しています
（※１）植松電機全国ロケット教室UEパートナーについて

全国ロケット教室

●2025年5月25日(日)「モデルロケット制作＆打ち上げ体験会」
　この日は一宮市立神山小学校で開催され、小中学生6名が体験会に参加。参加者の保護者や常滑市から訪れた企業の方などが見学されました。
　体験会は午前10時から開始。モデルロケット制作について動画の視聴をしたあと、ロケットを制作して打ち上げを行いました。

１）制作前に動画視聴
　株式会社植松電機の植松努社長ご自身が、幼少期から現在に至るまでを動画で視聴。「子どもたちに夢と勇気と自信を持ってもらいたい、失敗を恐れずに自ら挑戦してほしいなど、小さなロケット作りを体験してほしい」と熱くやさしいお話でした。
　また、代表の吉田さんから保護者の方に向けて「制作について、スタッフに聞いたり、子ども同士や教え合ったりしてほしいので、手を出さずに子どもたちを見守ってほしい」と説明がありました。

２）続いてクイズコーナー
　動画を視聴したあとはクイズ。最初は挙手をためらう様子もありましたが、ロケットの速度の問題ではしっかりと手を挙げていました。

３）制作スタート
　袋に入ったロケットキットを取り出し、説明書を熱心に読みながら、白いロケットを組み立てていました。吉田さんから保護者の方へ「見守ってくださいね」と説明がありましたが、お子さんが少し困った顔をしていると、保護者が手助けする姿もみられ、スタッフの方が「見守ってくださいね」と念押しする様子もみられました。

４）組み立てや色塗りをして完成
　子どもたちはプラスチック製のロケットを真剣に組み立てていました。また、油性ペンで自由なデザイン、自由な色塗りをしているときには保護者の方から「うれしそうにつくってる、連れてきてよかった」という話をお聞きし、中学生の子が小学生の子に教える場面では「教えてもらってる～」と、とてもアットホームな空間でした。

５）いよいよロケット打ち上げ
　子どもたちは制作したロケットを大切に持ちながら運動場へ。すでに発射台が準備されており、自分のロケットのセットを今か今かと順番を待つ子どもたちはワクワクした様子でした。
　「3・2・1・０～」の掛け声と共に、発射ボタン、オン！ロケットはあっという間に空へ。時速200kmで打ちあがり、白いロケットは曇天と同化。一瞬でカラフルなパラシュートが開いた瞬間、運動場を駆ける姿に「がんばれ～」と声援があがりました。風があったため、パラシュートキャッチは難しい状況でしたが、保護者のもとへ戻ってきた子どもたちはみんな笑顔でした。

６）最後は参加した子どもたちと吉田さんで記念撮影。みんな笑顔です！

●代表の吉田さんより開催後のメッセージ
　第３回〈モデルロケット制作＆打ち上げ体験会〉には小・中学生６名が参加し、保護者の皆さまに見守られながら大空へロケットを飛ばしました。受付では緊張気味だった子どもたちも、植松努さんの応援動画とクイズで笑顔に。自分の手でロケットを組み立て、「３・２・１！」で発射した瞬間には目が輝き、自信に満ちた表情へと変わりました。わずか２時間ですが、この体験には「つくる喜び」と「挑戦する勇気」が詰まっています。
　子どもたちからもらったエネルギーを胸に、今後も「まずやってみる」精神をロケットとともに届け続けます。次回の打ち上げでまたお会いしましょう！

●訪問して（スタッフ：安田）
　前日は雨で翌日も天候が心配されましたが、当日の朝は曇天。無事開催されることになり安心しました。お子さんの参加は6名でしたが、保護者の方々が付き添われ、大人もワクワクする様子が伝わってきました。保護者の方々からは「少人数の参加だったので、うちの子は参加しやすく良かったと思う」「冒頭の植松さんの動画にすごく感動しました」と話してくださる方があり、アットホームなイベントでした。とにかく、ロケットのスピードの速さは驚きです。大人の心もグッと掴まれた素敵な「ものづくり」体験会でした。
　なお、お子さんの撮影は許可をいただいておりますのでよろしくお願いいたします。