
愛北アマチュア無線クラブを訪問しました。
2025年度訪問事業訪問No.313-05
訪問先:愛北アマチュア無線クラブ(木曽川町玉ノ井)
日時:2025年6月2日(月)(訪問スタッフ:安田)
●愛北アマチュア無線クラブとは?
東海ローカル地域の知名度向上、一宮市を知るための観光や訪れるきっかけ作りなど、商業や産業の発展に寄与します。
一宮市内イベントでアマチュア無線公開運用や体験運用などの企画、アマチュア無線交信証に一宮市の観光名称のデザインをモチーフに文化や特長を発信します。また、災害時における有用性の認知、防災拠点の構築や通信手段の確保なども行っています。
https://www.138npo.org/info/group/kihon.php?group_id=657
●代表の岩田さんにインタビュー
(1)市民活動団体としてセンターに登録しようと思ったきっかけを教えてください。
きっかけとしては、一宮市の補助金申請の用件であったためですが、活動団体に登録するメリットをお聞きし、クラブの認知度向上、他団体との協業など我々の活動の幅を広げる上で有効な手段であると考えております。
(2)拠点「シャック」とは?また拠点をつくられた想いを聞かせてください。
シャックとは、小屋という意味がありアマチュア無線の世界では無線室と言う意味で使われてます。
我々のシャックは無線専用というわけではなく、あくまでも機能の一部としており、他の機能としては仲間が集う場所として、さらには防災拠点としてのシャックと考えております。
想いとしては、気軽に仲間が集まれる場所として、人生を豊かにする新たな人脈形成につなげられれば良いと思っております。また災害発生時には、充電や飲食等の提供スポットなども視野に入れております。まだ完成半ばですが少しずつ充実させていきます。
(3)「つつじ祭り」への参加のきっかけを教えてください。
浅野公園を管轄する町内会に当クラブのメンバーがおり、このメンバーを介してつつじ祭りに参加させていただきました。
(4)つつじまつりでの活動で印象に残ったエピソードを教えてください。
小中学生を中心に体験運用で50名の方が参加され、これまでにない盛況ぶりで、初めて実施したアンケートでは、アマチュア無線に対して興味が増加したとの結果が得られメンバー一同大変喜んでいます。また今回、つつじ祭りでの運用がトリガーとなり新たに2名の新会員が入会されました。1名はインドネシアの方です。
(5)次回のイベントは「一宮七夕まつり」への参加とのことですが、意気込みを聞かせてください。
つつじ祭りでの運用の課題を整理し、対策を打ちながら新たなアイディアを入れ込んで準備を進めています。時期的に猛暑が予想されクラブ員の高齢化が進んでいますので熱中症には十分留意し、ブースを訪問していただいたお客様にアマチュア無線の楽しさや重要性などを積極的にPRし、理解を深めていただきたいと考えております。
(6)今後、コラボレーションしたい団体や企業などありますか?
不勉強のため具体的に団体名や企業を挙げることは困難ですが、アマチュア無線の特徴である発信力を活用して一宮市を内外にPRできる企画や防災へアマチュア無線を活用される企画等に積極的に協力していきたいと考えております。
(7)岩田さんからメッセージをお願いします。
ご興味のある方がお見えでしたら是非我々のシャック(小屋)に足をお運びいただき、お話をしませんか、いつでも扉を開けてお待ちしております。
●訪問して(スタッフ:安田)
2025年4月26日(土)、浅野公園で行われた「つつじまつり」のブースを訪問。メンバーの方々が子どもたちに体験を促したり、ブース内ではシナリオを片手に無線マイクをもって交信したりと、大変にぎわっていました。参加した子に話を聞くと「楽しかった~」と笑顔で証明書を見せてくれました。
後日6月2日(月)には、木曽川町玉ノ井のシャックにお伺いしました。ウェブサイトではドローン撮影したシャックやアンテナを拝見していましたが、実物の“アンテナ”の空に突き抜ける高さに大変驚きました。また、木づくりの”シャック”は室内に入ると木の香りが漂い、アマチュア無線機やパソコンなどが丁寧に設置され、とてもきれいでした。岩田さんからは事前に「コミュニティを育むスペース」とお話を聞いていたので、みなさんが集まりやすい雰囲気も感じました。
シャックでは通信技術の向上はもちろんですが、メンバー間の交流のほか地域の方々とのコミュニケーションの場にもなっています。年齢問わず、アマチュア無線にご興味のある方、またご近所の方など、見学してみてはいかがでしょうか。あたたかいメンバーが迎え入れてくれるかと思います!