尾張もめん伝承会を訪問しました!

2025年度訪問事業訪問No.318-10
訪問先:尾張もめん伝承会 (一宮市博物館)
日時:2025年7月12日(土)(訪問スタッフ:安田)

●尾張もめん伝承会とは?
一宮市の主要な産業である織物は江戸時代に尾張藩(尾州)の特産品であった縞木綿がもとになっています。尾張もめん伝承会では、畑で棉をつくり、種をとり、弓打ち、よりこ巻き、糸紡ぎ、染め、機織り、きぬた打ち等色々な工程など織物のつくり方を周知、体験していただく活動を続け、次の時代に伝承しています。
※情報サイト
https://www.138npo.org/info/group/kihon.php?group_id=395

●2025年7月12日(土)一宮市博物館「はたおり体験」を訪問しました。
尾張もめん伝承会は、毎週土・日曜日午後1時~3時に一宮博物館にて「はたおり・糸つむぎ体験」を行っています。
お伺した際はメンバー4名の方が機織りをされていました。一人の方にお話を伺うと、織りはじめて現在4m弱で6mの完成を目指しているとのこと。「何を制作するかは思案中で、出来上がったものを見て考えようと思います」と笑顔でお話されました。
また、この日は、愛知県立一宮商業高等学校の地場産業領域専攻の生徒さんが綿繰りを体験されていました。その様子に小学生くらいのお子さん4名が綿繰り機に駆け寄ってきて、メンバーさんが体験を促す場面もみられました。この夏休みにお子さんたちをレクチャーするとのことで、尾張もめん伝承会のみなさんから手ほどきを受けながら、綿繰りに集中されていました。

●訪問して(スタッフ:安田)
「体験してみますか?」と言われ、はじめて機織り体験しました。糸が巻かれたシャトルを経糸(たていと)に通し、筬(おさ)を手前にトン!踏み木の足をかえ、また筬(おさ)を手前にトントン・・・と繰り返す作業を30分ほど。緊張して汗だくでしたが、とても丁寧にご指導いただき、10cm四方のコースターが出来上がりました。
出来上がった作品は、この秋に開催される作品展で展示され、展示会来場時にプレゼントしてくださるとのことで大変たのしみです。
コースターづくりなどご興味のある方は、毎週土曜日と日曜日の午後1時~3時まで行われていますので、ぜひ一宮市博物館へお出かけください。

★コースターづくり
日時:7月5日~9月21日までの毎週土曜日・日曜日(午後1時~3時)
場所:一宮市博物館 2階 たいけんの森 機織りコーナー
対象:小学5年生以上
料金:無料(当日機織りコーナーで申し込み受付 定員は3名)

★展示会 手紡ぎ・染め・織り展
日時:2025年10月15日(水)~19日(日) (午前10時~午後5時)最終日は午後4時まで
場所:一宮市玉堂記念図書館 3F展示室

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